Quick Cacheの設定とその効果(キャッシュ削除に関する追記あり)
ちょっと前に書いたW3 Total Cacheって実はヤバイのかも知れないで紹介したQuick Cache。
その設定と効果について触れてみます。
Quick Cacheに切り替えてから10日余り、多少の問題(後述します)がありますが、その効果をしみじみと感じています。
さてその設定ですが、Quick Cacheはそれほど多くの設定が必要なく使用出来ることもあり非常に簡単です。
自分が設定した箇所は以下のとおりです。
- Quick Cache (On/Off)
- Internal Debugging
- Logged in Users
- GET Requests
- Client-Side Cache
- Cache Expiration Time
- Dynamic Cache Pruning
- MD5 Version Salt
では、画像でみていただきましょう。
この画像でほぼお分かりいただけるかと思いますが、MD5の値だけをご紹介します。
((preg_match("{AdsBot-Google|Android|BlackBerry 9350|BlackBerry 9360|BlackBerry 9370|BlackBerry 9380|BlackBerry 9780|BlackBerry 9790|BlackBerry 9800|BlackBerry 9810|BlackBerry 9850|BlackBerry 9860|BlackBerry 9900|BlackBerry 9930|BlackBerry9500|BlackBerry9520|BlackBerry9530|BlackBerry9550|CUPCAKE|Googlebot-Mobile|bada|dream|froyo|iPhone|iPod|incognito|s8000|webOS|webmate}", $_SERVER["HTTP_USER_AGENT"])) ? "smartphone" : ((preg_match("{DoCoMo/|J-PHONE/|J-EMULATOR/|Vodafone/|MOT(EMULATOR)?-|SoftBank/|[VS]emulator/|KDDI-|UP\.Browser/|emobile/|Huawei/|IAC/|Nokia|mixi-mobile-converter/|DDIPOCKET;|WILLCOM;|Opera Mini|Opera Mobi|PalmOS|Windows CE;|PDA; SL-|PlayStation Portable;|SONY/COM|Nitro|Nintendo}", $_SERVER["HTTP_USER_AGENT"])) ? "featurephone" : ""))
ちょっと長いのですが、これをMD5へコピペしてください。それでうまくいくはずです。
iPad向けにもWPtouch Proで専用テーマを使用している場合は、iPodのあとにiPadを記入しておけばOKです。
では実際の効果はどうだったのかといいますと、導入直後からその効果が現れ始め、今の設定に落ち着いてからは顕著にその効果が見て取れます。
画像の通り、ロード時間が体感で約半分、実質的には20〜30%以上も早くなっています。
良いことづくめじゃないかと言われそうですが、少しだけ問題点があります。
W3 Total Cache使用時はJS/CSSのコンパクト化もされていたため、転送容量が一日あたり約700〜800MB程度だったのが、ここの所のアクセス数増加の影響も多少あるとはいえ、一日あたり1.0GBまで増えてしまいました。
さくらのレンタルサーバの場合、転送量制限についての記載がないため目安がわかりませんが、今後さらに転送量が増えるようなことになれば何らかの制限を受ける可能性があるかもしれません。
この辺りは今後改善していく予定です。
2013/02/12 追記
すっかり書き忘れていましたが、Quick CacheとHead Cleanerを併用している方、いらっしゃいますよね。
Quick Cacheのキャッシュ削除せずにHead Cleanerのキャッシュを削除すると、CSSが読み込まれずにガタガタな表示になることがあります。
そのため、キャッシュ削除をする際はQuick Cacheのキャッシュを削除した後に、Head Cleanerのキャッシュ削除を行いましょう。